骨・関節

脊柱の構造や機能について

spine

理学療法士によるピラティスサロン Reed Green beauty です。

当店では、ピラティスや美姿勢美脚エクササイズ re・Frame exercise などのボディワークを中心に、お客様へサービス提供を行っています。

ピラティスに限らず、どのボディワークでも脊柱は身体の軸として、とても大切です。

そこで今回は脊柱について、その構造や機能をお伝えします。

脊柱の構造

spine

背骨は、“椎骨”と呼ばれるブロック状の骨がたくさん積み重なって構成されています。

脊椎は部位別に分類され、首のところは“頚椎”、胸の辺りは“胸椎”、腰は“腰椎”、お尻まわりは“仙骨””尾骨”と言います。

これらが合わさったものを“脊柱”と呼びます。

それぞれ脊椎の数が決まっています。

  • 頚椎:7個
  • 胸椎:12個
  • 腰椎:5個
  • 仙骨:1個(元々は5個)
  • 尾骨:2〜5個

この数は人によって差がありません。「私は首が短いの!」と言う人がいても、頚椎は7個あります(笑)

腰椎の数は人によって4個だったり、6個ある人もいるようです。

脊柱をもう少し細かく見ていきましょう。

椎体や周辺組織

spinal segment with a disk

脊柱を構成する椎骨を、頭側から見たイラストです。

ピンクの部分がヘルニアなどでよく聞かれる“椎間板”です。

この椎間板は、椎骨にかかる衝撃を和らげる役割があります。

椎間板が後方や後側方に飛び出してきて、神経を圧迫したりします。飛び出す方向によって症状が変わるとの報告があります。

背中の中央を触れると、ボコボコとした背骨を触れることができますよね。

このボコボコは“棘突起”と言われる背骨の一部分です。

spinal cord

次に椎骨を体の側面から見てみます。腰椎を左から見たイラストになります。

一つ一つの椎骨の間に椎間板が挟まっているのがわかると思います。

背中側には、一つ上の椎骨とその下の椎骨が重なり合っている部分があります。そこを“椎間関節”と言います。

椎間関節はその関節の向きや可動域が、頚椎・胸椎・腰椎で異なります。

そのため、日常生活やスポーツシーンでの動作を見た目で判断していると、ケガの元になりますので注意が必要です。

脊柱の機能

脊柱の主な役割は、

  • 頭部や体幹の安定を保つ
  • 運動するときの軸になる
  • 脊柱の真ん中を通る神経(脊髄)を保護する

 

脊柱の生理的弯曲(S字カーブ)

Spine physiological curve

人の脊柱は立っている時になだらかなS字カーブを描いています。

この脊柱のカーブを“生理的弯曲”と言います。

  • 頚椎→前弯(前方に凸型)
  • 胸椎→後弯(後方に凸型)
  • 腰椎→前弯(前方に凸型)

となっています。

この生理的弯曲は、頭部や身体の重さや、歩行などの動作時にかかる床反力などの外力を分散するために大切な構造です。

正しい姿勢での生理的弯曲は、脊柱の機能を最大限に発揮し、立位姿勢の安定化につながります。

そのため、筋肉や各関節に無理な負担をかけることはありません。

しかし、生理的弯曲が弱かったり強かったりすると、筋肉などへの負担が大きくなります。

その代表的な例が、頚椎の前弯が強くなった猫背による肩こりです。

頚椎の前弯が強くなることで首が不安定になります。そのため、首・肩周りの筋肉で常に支え続けることになり、結果的に肩が凝るのです。

関連記事>>>「肩を何度揉んでも、肩こりが治らない方へ」

脊柱の生理的弯曲と姿勢の例

・フラットバック(生理的弯曲が弱い

flat back

・スウェイバック(生理的弯曲が強い

sway back

関連記事>>>「姿勢が悪い方は必見。代表的な立位姿勢6選!」

まとめ

この他にも脊椎には、靱帯がいくつも存在したり、脊髄にも細かく名前や役割があります。

そして、脳幹や胸椎、仙骨部には自律神経節があり、無意識に身体を調整する機能があります。

これらはまた別記事にてご紹介していきますね。

参考資料

プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第3版[医学書院]
筋骨格系のキネシオロジー[医歯薬出版株式会社]
基礎運動学 第6版[医歯薬出版株式会社]

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大分駅より徒歩5分、大分市中央町にあるボディメイクサロン。 身体の専門家である理学療法士が、ピラティス・美姿勢美脚エクササイズ re・Frame exercise® を中心としたオーダーメイドのエクササイズ、身体の本質に基づいた栄養管理をご提案しています。