今回は肩こりについてです。
日本人の2人に1人が肩こりに悩んでいる国民病と言われています。
また、肩こりは日本人にしかない?などと言われていますね。
いつから肩が凝り始めたかわからないけど、
- 若い時から肩こりがある
- 年齢を重ねてから肩が凝り始めた
- 出産してから肩が凝り始めた
- 仕事上、どうしても肩が凝る
肩こりがある人はこのような訴えをされることが多いのではないでしょうか?
そして、自分で揉んでみたりプロの方に揉んでもらったりするけど、一時的には凝りがほぐれても、時間が経つと元通り。なんてことありませんか?
Reed Green beautyで考えている肩こりの4つの理由を挙げていきます。
猫背など姿勢が悪い

肩こりの多くは、僧帽筋と言われる筋肉に起こる、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称とされています。
肩周りの筋肉がカチカチに硬くなった状態が長く続くと、上記のような症候が起こりますよね。
《筋肉がカチカチに固まる》=《普段から筋肉の伸び縮みが少なく、柔軟性が乏しい》ということを意味します。
猫背などの不良姿勢は、運動不足や筋力不足から起こるものです。そのため、筋肉は柔軟性が低下し、伸びたり縮んだりすることが困難になります。
なで肩やいかり肩、内巻き肩である

猫背ではない人、姿勢が改善した人でも肩こりが続くことがあります。
その一つの原因に《なで肩》や《いかり肩》、《内巻き肩》といった、肩甲骨が正しいポジションではないことが挙げられます。
肩周りの筋肉はたくさんありますが、背骨ー肩甲骨、肋骨ー肩甲骨、肩甲骨ー上腕骨に多く付着していて、肩甲骨の位置をその筋肉のバランスで決定しています。
※筋肉は一方の骨と別の骨をつなぐことが主な役割です。
肩甲骨が間違ったポジションにある《なで肩》や《いかり肩》、《内巻き肩》は、肩周りの筋肉のバランスが崩れている証拠です。
なで肩
筋肉のバランスが崩れ、僧帽筋が常に引っ張られている状態
いかり肩
筋肉のバランスが崩れ、僧帽筋が常に収縮して縮んでいる状態
内巻き肩
筋肉のバランスが崩れ、僧帽筋が常に引っ張られている、もしくは常に収縮して縮んでいる状態
つまり、《なで肩》などの肩甲骨の間違ったポジションを直すことが、肩こりを改善する大きなポイントとなります。
よく、「なで肩って直せるの!?」と聞かれますが、なで肩を修正することは可能です。
肩甲骨を正しいポジションで保持できるようになれば、筋肉バランスも整います。
しかし、揉みほぐしだけでは良い筋肉バランスを長時間保持することは難しいです。
肩周囲が血行不良になっている
これは今まで挙げてきた、姿勢不良や肩甲骨が正しいポジションにないことに関連してきます。
上記をまとめると、
長期間にわたる猫背など不良姿勢・肩甲骨のポジションの崩れ
↓
肩周りの筋肉バランスの崩れ
↓
僧帽筋の柔軟性が低下し、
常に引っ張られている、もしくは常に収縮して縮んでいる状態
となります。
そして僧帽筋が常に引っ張られている、常に縮んでいるので、
筋肉内、筋肉周囲の血行が悪くなります。
血行が悪くなれば、筋肉はますます硬くなってしまい、肩こりは改善しにくくなりますね。
よってこれを改善するには、
僧帽筋を含む、肩周りの筋肉をしっかり動かして柔軟性を取り戻す
↓
肩周りの筋肉バランスを整える
↓
姿勢が改善し、肩甲骨のポジションも正しくなることで、血行が改善する
ということになります。
栄養状態が良くない
こちらは直接ご来店くださった方に、《ダイエット・食事改善カウンセリング》にて詳しくお話しさせていただきます。
まとめ
この他にも、肩・胸郭を構成する関節の適合性不良、脳・神経の問題、自律神経による影響、筋の主要成分であるコラーゲン繊維の変化の影響など、様々な理由が肩こりの原因として挙げられます。
Reed Green beautyでは、これらも含め、肩こりにはリラクゼーションや揉みほぐしだけでなく、ピラティスや美姿勢・美脚エクササイズでの、姿勢・肩甲骨のポジションの修正、そして栄養不足の改善が大切だと考えています。